メモ:Excelの循環参照(Circular Reference)とは?原因トップ5と直し方

Office:Excel

こんにちは。いーかです。
Excelで「循環参照が見つかりました」と出たり、計算が遅い/結果が不安定なときの直し方メモです。

30秒まとめ(結論1行)

循環参照は「数式が自分自身(またはループ)を参照してる」状態。基本は“ループを断ち切る”。反復計算をONにして使うのは意図がある時だけ。


循環参照セルの見つけ方(ここが最重要)

  • 数式タブ → エラー チェック(環境によって表示名は少し違う)
  • 数式タブ → 参照元/参照先のトレースでループを追う
  • まずは「警告が出たセル」の数式バーを見て、どこに戻っているか確認

原因トップ5(典型)

  1. 自分を参照(例:=A1+1
  2. 合計セルが範囲に入る(例:A10に =SUM(A1:A10)
  3. 別セル経由でループ(A1→B1→C1→A1)
  4. コピペで参照ズレ(相対参照の罠)
  5. 反復計算がONになっている(意図せず挙動が変)

直し方(修理テンプレ)

1) まず一番多い「SUM範囲ミス」を直す

  • NG:=SUM(A1:A10)(A10が自分を含む)
  • OK:=SUM(A1:A9)(自分を外す)

2) ループの帰り道を断つ

  • “固定セル”を別に作って参照する
  • コピペで壊れるなら $(絶対参照)で固定する

3) 反復計算(Iterative)を確認する

意図がないなら基本OFFが安全。
設定場所:

  • ファイル → オプション → 数式 → 反復計算を有効にする

反復計算はいつ使う?

残高の収束計算など「わざと繰り返したい」場合だけ。
意図がない循環参照は、ほぼバグです。


今日の1アクション

循環参照の警告が出たら、まず
合計セルが合計範囲に入ってないかを1秒チェックする。


ミニクイズ(答えは末尾)

Q1. 循環参照って何?
Q2. いちばん多い循環参照の原因は?
Q3. 反復計算の設定場所は?
Q4. コピペで参照がズレないようにする記号は?


今日のひとこと(成長ログ)

循環参照は“ループの発見ゲーム”。断ち切れば、Excelは静かになる。


解答とくわしい解説

A1. 数式が自分自身(またはループ)を参照する状態
A2. 合計セルが合計範囲に入る
A3. ファイル→オプション→数式→反復計算
A4. $(絶対参照)


コメント

タイトルとURLをコピーしました