こんにちは。いーかです。
Excelで「循環参照が見つかりました」と出たり、計算が遅い/結果が不安定なときの直し方メモです。
30秒まとめ(結論1行)
循環参照は「数式が自分自身(またはループ)を参照してる」状態。基本は“ループを断ち切る”。反復計算をONにして使うのは意図がある時だけ。
循環参照セルの見つけ方(ここが最重要)
- 数式タブ → エラー チェック(環境によって表示名は少し違う)
- 数式タブ → 参照元/参照先のトレースでループを追う
- まずは「警告が出たセル」の数式バーを見て、どこに戻っているか確認
原因トップ5(典型)
- 自分を参照(例:
=A1+1) - 合計セルが範囲に入る(例:A10に
=SUM(A1:A10)) - 別セル経由でループ(A1→B1→C1→A1)
- コピペで参照ズレ(相対参照の罠)
- 反復計算がONになっている(意図せず挙動が変)
直し方(修理テンプレ)
1) まず一番多い「SUM範囲ミス」を直す
- NG:
=SUM(A1:A10)(A10が自分を含む) - OK:
=SUM(A1:A9)(自分を外す)
2) ループの帰り道を断つ
- “固定セル”を別に作って参照する
- コピペで壊れるなら
$(絶対参照)で固定する
3) 反復計算(Iterative)を確認する
意図がないなら基本OFFが安全。
設定場所:
- ファイル → オプション → 数式 → 反復計算を有効にする
反復計算はいつ使う?
残高の収束計算など「わざと繰り返したい」場合だけ。
意図がない循環参照は、ほぼバグです。
今日の1アクション
循環参照の警告が出たら、まず
合計セルが合計範囲に入ってないかを1秒チェックする。
ミニクイズ(答えは末尾)
Q1. 循環参照って何?
Q2. いちばん多い循環参照の原因は?
Q3. 反復計算の設定場所は?
Q4. コピペで参照がズレないようにする記号は?
今日のひとこと(成長ログ)
循環参照は“ループの発見ゲーム”。断ち切れば、Excelは静かになる。
解答とくわしい解説
A1. 数式が自分自身(またはループ)を参照する状態
A2. 合計セルが合計範囲に入る
A3. ファイル→オプション→数式→反復計算
A4. $(絶対参照)


コメント