こんにちは。いーかです。
Excelの「データ整形」で、文字列がぐちゃっとしている時に強いのが 区切り位置(Text to Columns)。
“分割”だけじゃなく、“読み直し(変換)”にも使える便利技のメモです。
30秒まとめ(結論1行)
区切り位置は①文字列の分割(スペース/カンマ/タブ/固定長)②文字列→数値/日付に読み直し、の2用途。事故防止は“別列で試す”。
最短チェックリスト(迷ったらここ)
- 区切り文字がある?(スペース/カンマ/タブ)→ 区切り文字
- 桁が固定?(コードが○桁ごと)→ 固定長
- 分割は不要で、数値/日付にしたいだけ?→ 区切り文字で何も選ばず次へ次へ(読み直し)
先に安全ネット(Undo事故対策)
区切り位置は上書きになりやすいので、どれか1つ:
- 右側に空列を用意してから実行
- 先に列をコピーして別列で試す
- シートをコピーしてから実行
(Undoできない状況があるので、ここが大事)
手順(最短)
- 対象列を選択
- データ → 区切り位置
- 「区切り文字」or「固定長」
- プレビュー確認
- 列のデータ形式(標準/日付/文字列)を必要に応じて指定
- 完了
例1:スペースで姓名を分ける
- 区切り文字:スペース
- 仕上げに TRIM をかけると安定(前後空白)
例2:カンマで住所/CSVっぽいのを分ける
- 区切り文字:カンマ
例3:タブで分ける(Web表コピペで多い)
- 区切り文字:タブ
(PDF/WEBの表をコピペするとタブ区切りになりがち)
例4:固定長(桁固定コードを分ける)
社員番号が「4桁-4桁」みたいに決まっているなら:
- 固定長を選ぶ
- プレビューの縦線をクリックして区切り位置を入れる
- 完了
裏技:分割しないで「読み直し」だけする(文字→日付/数値)
- 区切り位置
- 区切り文字の画面で 何も選ばない
- 次へ → 次へ
- 列のデータ形式で「標準」または「日付(YMDなど)」を指定
- 完了
先頭0を守りたい(重要)
郵便番号や社員番号みたいなコード列は、列のデータ形式で
文字列 を選ぶと先頭0が落ちにくい。
今日の1アクション
「日付が文字」「数字が文字」で詰まったら、まず区切り位置。
何も区切らず次へ次へで読み直しだけ試す。
ミニクイズ(答えは末尾)
Q1. 区切り位置の2大用途は?
Q2. 分割しないで読み直す時、区切り文字はどうする?
Q3. 先頭0を守る列のデータ形式は?
Q4. Web表コピペで多い区切りは?
今日のひとこと(成長ログ)
区切り位置は“分割ツール”じゃなく“整形ツール”。読み直しが本体。
解答とくわしい解説
A1. 分割/読み直し(変換)
A2. 何も選ばない
A3. 文字列
A4. タブ


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