メモ:PDFを“崩さず渡す”ための最小手順(送る前30秒チェック)

こんにちは。いーかです。
PDFは「相手の環境でも同じに見えるはず」なのに、提出・共有の場面でだけ事故りがち。ここでは 送る前30秒のチェックで、崩れ・印刷ズレ・見落としを減らす“型”だけまとめます。
できたところまででOK。今日は『ここまで進んだ』が成果です。


30秒まとめ(結論1行+まず試す1手)

結論:PDFは「作る」より「別環境で確認してから送る」が本体。
まず試す1手:スマホで1ページ目だけ開いて確認(崩れはだいたいここで見つかる)。


よくある事故(これを潰す)

  • 送ったら 文字がズレる/折り返しが変
  • 印刷すると切れる(画面では正常に見える)
  • 表や図が はみ出す/縮む
  • ページ番号・余白が 微妙にズレる
  • そもそも 容量が重くて送れない

“崩さず渡す”最小の型(3つだけ)

  1. 原本を残す:Word/Excel/画像の元データは必ず残す(PDFだけにしない)
  2. 別ビューアで開く:作ったアプリ以外で開いて確認(Edge/Chrome/スマホなど)
  3. 印刷プレビューを見る:印刷が絡むなら必須(画面OKでも印刷で死ぬ)

PDF事故は「相手の環境」で起きる。だから“別環境チェック”が最強です。


送る前30秒チェック(これだけ)

① PCで10〜15秒(ざっくり崩れ検知)

  • 先頭ページ:見出し・本文の折り返し・画像の位置
  • 最後のページ:余白/はみ出し/途中で切れてないか
  • ズームを変える:150% → 75%(レイアウト破綻が出やすい)

② スマホで10〜15秒(相手目線チェック)

  • 1ページ目だけでOK:文字が潰れてない/改行が変じゃない
  • 表や図があるなら:指で拡大して読めるか

③ 送る前5秒(地味に効く)

  • **ファイル名(版)**が分かるか
  • 容量が重すぎないか(添付で詰まる前に気づく)

“別ビューア”の具体例(迷わない)

  • Windows:Edge / Chrome(内蔵PDF表示で十分)
  • スマホ:標準のPDF表示(ブラウザ or ファイルアプリ)
  • Adobe系が入っていればそれでもOK。目的は「別の環境で崩れを見つける」こと。

作り方の最小ルール(Office系:迷ったらこれ)

  • 基本は エクスポート/PDF作成(安定しやすい)
  • 「印刷 → PDF」は便利だけど、設定次第でズレるので 必ず30秒チェックする

提出・共有チェックリスト(必要なところだけでOK)

  • 原本(編集元)を残した
  • 別ビューアで開いた(Edge/Chrome等)
  • スマホでも開いた
  • 先頭&最後だけ確認した
  • 表・図があるなら はみ出しがない
  • リンクが必要なら クリック確認した
  • 印刷が絡むなら 印刷プレビューを見た
  • ファイル名に日付・版が入っている
  • 容量が大きすぎない
  • 個人情報があるなら 削除/マスクを確認した

事故パターンTop5 → 最短対処

1) 文字の折り返しが変(見た目が崩れる)

  • まず:別ビューアで開く(ビューア差で見え方が変わる)
  • 直らない:元ファイル側を軽く整えて再出力(PDF上で無理に直さない)

2) 表や図がはみ出す

  • まず:元で余白・配置を少し調整 → 再PDF
  • 再出力したら:先頭&最後だけ再確認

3) 印刷すると切れる(最も多い)

  • まず:印刷プレビューで「用紙サイズ/倍率(拡大縮小)」を見る
  • ※印刷の深掘りは別記事(PDF⑥)で“型”を固定するのが安全

4) 容量が重すぎて送れない

  • まず:画像が多いなら 画質を落としすぎない範囲で圧縮(PDF③へ)
  • “最小化しすぎ”は文字も画像も読めなくなるので注意

5) 相手が編集したいと言ってくる

  • PDFは基本 完成品。編集前提なら
    • 元ファイルも一緒に渡す(または共有リンクで渡す)
    • 版管理(v1/v2)を最初から決めると揉めにくい

相手に渡す作法(ここで事故が減る)

  • ファイル名に 日付+版を入れる
    • 例:提出書類_2025-12-30_v1.pdf
  • 修正したら v2 に上げる(上書き地獄を防ぐ)
  • “どれが最新?”が起きそうなら、メール本文に 版(v2) を明記する

今日の1アクション

次にPDFを送る前に、スマホで1ページ目だけ開く


ミニクイズ(解答は記事末尾)

Q1. PDF事故を減らす「3つの型」は?
Q2. 30秒チェックで最低見るべきページは?
Q3. 印刷が絡む時に必ずやる確認は?


用語の解説(最小)

  • ビューア:PDFを「見る」アプリや機能(Edge/Chrome/スマホ表示など)
  • 印刷プレビュー:実際に印刷する前に、切れ・倍率・用紙を確認できる画面
  • 原本:PDFにする前の元データ(Word/Excel/画像など)
  • 版(バージョン):v1/v2のように、更新履歴を分けるための番号

ミニクイズの解答

A1. 原本を残す/別ビューアで開く/印刷プレビューを見る
A2. 先頭ページと最後のページ(+表があるならそのページ)
A3. 印刷プレビュー(用紙サイズ・倍率の確認)


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