こんにちは。いーかです。
Excelの現場で多い「SUMが合わない」「一部の数字が合計に入らない」を最短で直すメモです。
30秒まとめ(結論1行)
原因はだいたい①文字の数字 ②不可視空白 ③表示形式だけ数字 ④通貨/カンマ等の混入 ⑤エラー値混在 ⑥フィルター/非表示 ⑦範囲ミス ⑧手動計算。まず“入ってないセル”を特定して型を揃える。
最短チェックリスト(3行)
- 入ってないセルで
ISNUMBER(FALSEなら文字の数字疑い) LENとLEN(TRIM)の差(空白/汚れ疑い)- 計算が更新されてないなら「計算方法(自動/手動)」を確認
症状(あるある)
- 見た目は数字なのに合計に入らない
- SUMが想定より小さい
- フィルターすると合計がズレる
先に安全ネット
変換作業は別列でやって、最後に値貼り付けが安心です。
原因1:数字が「文字」(最頻)
- 警告 → 数値に変換
=VALUE(A1)
原因2:見えない空白(NBSP/タブ)
まず掃除:
=TRIM(CLEAN(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(A1,CHAR(160)," "),CHAR(9)," ")))
→ その後 VALUE
原因3:表示形式だけ数字(中身が文字)
- 区切り位置で読み直し(何も区切らず次へ次へ→標準)
原因4:通貨記号/カンマ/全角マイナスで数値化が失敗
- 例:
¥1,234/1,234/-123
置換で寄せるのが早い:
¥→ 空欄,→ 空欄-→-
その後 VALUE。
原因5:エラー値が混ざる(#N/A など)
SUMはエラーがあると計算全体が止まる/別の挙動になることがある。
まずエラーが混ざってないかを確認して、必要なら IFERROR で0扱いに寄せる。
原因6:フィルター/非表示で“合計の意味”が違う
- 全部合計:
SUM - 表示分だけ合計:
SUBTOTAL
=SUBTOTAL(9,A:A)
原因7:範囲が間違っている(足してない)
- 新しく追加した行が範囲外
- 表が分断されてる
→ テーブル化すると範囲事故が減る。
原因8:計算方法が「手動」
計算が更新されない時はここ。
- 数式 → 計算方法の設定 → 自動
今日の1アクション
SUMが合わない時は、まず「入ってないセル」を1つ選んで
ISNUMBER → 掃除 → VALUE の順で潰す。
ミニクイズ(答えは末尾)
Q1. 数字か文字か判定する関数は?
Q2. フィルター後の“表示分だけ合計”する関数は?
Q3. Webコピペ由来の不可視空白の代表は?
Q4. 計算が更新されない時に疑う設定は?
今日のひとこと(成長ログ)
SUMが合わないのは、だいたい“型”が混ざってるサイン。揃えると一瞬で直る。
解答とくわしい解説
A1. ISNUMBER
A2. SUBTOTAL
A3. NBSP(CHAR(160))
A4. 計算方法(手動/自動)


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