こんにちは、いーかです。
Office：Excelの「データ整形」メモです。つまずきやすいポイントを、短い手順で整理していきます。
30秒まとめ（結論1行）
セル内改行は“見えない改行コード”なので、置換（Ctrl+J）で一括処理できる。迷ったら「スペースに置換」が安全。
先に安全ネット（事故防止）
いきなり「すべて置換」しないで、対象列をコピーして別シートで試すのが安心。
（戻せる＝心が折れない）
まず状況確認（改行が混ざってるサイン）
- セルをダブルクリックすると、途中でカーソルが次の行へ落ちる
- 見た目は1行なのに、貼り付け先で改行されて崩れる
- CSV化・並べ替え・フィルターでズレる（これ、定番事故）
手順：改行を「消す or スペースに変える」（最短ルート）
- 対象範囲を選択（列まるごとでもOK）
Ctrl + H（置換）- 「検索する文字列」にカーソルを置く
Ctrl + Jを押す
※見た目は何も出ないけど、ここに“改行”が入ってる- 「置換後の文字列」に 半角スペース1個 を入れる（おすすめ）
- 「すべて置換」
置換後を「空欄」にしてOKな場合
文章をくっつけて良い（住所の改行を消す等）なら、置換後を空欄でもOK。
ただ、迷ったら スペース1個が事故りにくい。
つまずきポイント（ここだけ押さえると強い）
Enterを押すとダイアログが閉じるだけ（改行は入らない）
→ 改行は Ctrl+J- 置換後が空欄だと 単語が癒着する
→ 迷ったら スペース置換 Ctrl+Jで見つからない/効かないことがある
→ 別アプリ由来の改行（CR/LF混在）の可能性。下の「逃げ道」へ。
逃げ道：Ctrl+Jが効かない時（関数で確実に掃除）
別列に“整形用”を作って、最後に値貼り付けで確定するのが安全。
=SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(A1,CHAR(13),""),CHAR(10)," ")
CHAR(10)：改行（LF）CHAR(13)：復帰（CR）- 置換結果がOKなら、その列をコピー → 値貼り付けで上書き
今日の1アクション
困ってる列に対して、まずこれだけ：Ctrl+H → Ctrl+J → 置換後はスペース1個 → すべて置換
ミニクイズ（答えは末尾）
Q1. 置換でセル内改行を入力するショートカットは？
Q2. 改行を消したら文章がくっついた。置換後に入れると安全なものは？
Q3. Ctrl+Jで効かない時に使う“確実な逃げ道”は？
Q4. 「すべて置換」の前にやると安心なことは？
今日のひとこと（成長ログ）
“見えない文字”を見える化できると、Excelが急に素直になる。
解答とくわしい解説
A1. Ctrl + J（見えない改行が入る）
A2. 半角スペース（単語の癒着を防ぐ）
A3. CHAR(10)/CHAR(13)をSUBSTITUTEで置換 → 値貼り付け
A4. 別シートにコピーしてテスト（事故っても戻せる）
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