第10回(本体決定版):Word コメントの消し方(提出前の一括削除/返信で整理/印刷で出ない最終チェック)【Windows】

Word

こんにちは。いーかです。
Wordのコメント、作業中は便利なんだけど、提出の直前に地雷になります。

  • 「消したつもりが残ってた」
  • 「返信が増えすぎて追えない」
  • 「印刷やPDFにコメントが出てしまった」

でも大丈夫。これは才能じゃなくてです。
この記事は、WindowsのWordで「コメント」を事故なく扱うための決定版をまとめました。

できたところまででOK。今日は『ここまで進んだ』が成果です。


結論(1行)

コメントは、まず 残す/消す を決める。
提出で消すなら 一括削除→表示ONで残りゼロ確認→印刷(プレビュー)→PDFで開き直し の順番が最短です。


まずこれ(症状→やること 早見)

  • 提出前にコメントを全部消したい → すべてのコメントを削除
  • 一部だけ消したい → このコメント(またはスレッド)を削除
  • 返信が増えてカオス → 同じ話題は返信で束ねる(新規乱立をやめる)
  • 「解決」にしたのに残ってる → 解決=削除ではない(消すなら削除)
  • コメントが見えたり消えたりする → 表示が切り替わってるだけ(最後は表示ONで確認)
  • 印刷やPDFで出ないか不安 → 印刷プレビュー確認+PDF開き直し確認

30秒まとめ(最短の型)

  1. 提出で コメントを残す?消す? を先に決める
  2. 消すなら:すべてのコメントを削除(1個ずつ頑張らない)
  3. 残すなら:同じ話題は 返信でつなぐ(乱立しない)
  4. 最後に:コメント表示をONにして「本当にゼロか」を確認
  5. 提出直前:印刷プレビューPDFの開き直しで事故を止める

用語を一瞬で理解(ここだけ)

  • コメント:本文とは別のメモ・指示。提出で残ると事故ることがある
  • 返信:同じ話題をスレッドとしてつなげる(整理に強い)
  • 解決(完了):対応済みの印。コメント自体は残る(消すなら削除が必要)
  • 表示(マークアップ):見え方の切り替え。見えない=消えたではない

※メニュー名はWordの版や会社PCの設定で少し違うことがあります。
「校閲」タブ周辺の コメント/表示(マークアップ) あたりを探せばOKです。


0. まず決める:提出で「残す」?「消す」?

ここを決めないと、最後にバタつきます。

  • 社外提出・提出物:基本は 消す(相手に不要な情報が残りやすい)
  • 共同作業・証跡が必要:場合によっては 残す(ただし整理が必須)

迷ったら安全な運用はこれです👇
作業用は残す/提出用は消す(パターンDへ)


パターンA:提出用に「コメントを全部消す」(最短で事故を止める)

手順(Windows Word)

  1. 上のタブで [校閲] を開く
  2. 「コメント」欄で [削除](ゴミ箱っぽいメニュー)を開く
  3. ドキュメント内のすべてのコメントを削除 を選ぶ
  4. いったん保存
  5. コメント表示をONにして、コメントがゼロになっていることを確認

ありがちな落とし穴(ここだけ注意)

  • 非表示にしただけで提出(残ってる)
  • 1個ずつ削除して取りこぼす(疲れて事故る)

→ 消すなら基本は 一括が正解です。


パターンB:一部だけ消したい(残すコメントと消すコメントを分ける)

型(安全なやり方)

  1. 消したいコメントをクリック
  2. [校閲]→[削除]
  3. このコメントを削除 または スレッドを削除 を選ぶ

✅コツ:
話題ごとに消したいなら、最初から 返信で束ねてスレッド化しておくとラクです。
(返信が散っていると、消し残しが出やすいです)


パターンC:コメントは残す(指示・証跡として使う)

残すなら「見やすく」が正義です。

型(運用)

  • 同じ話題は 返信でつなぐ(新規コメントを乱立させない)
  • コメントの先頭に 短いラベルを付ける
    • 例:[要修正] [確認] [保留] [任意]
  • 直したら返信で 「対応しました」 を残す(追跡できる)
  • 「対応済み」を見せたいだけなら 解決(完了) を使う
    • ※ただし 提出で消えるわけではない ので、提出物は要注意

パターンD:自分用に残したいけど、提出には入れたくない(いちばん多い)

これが一番安全で、現場向きです。

おすすめ(事故を減らすやり方)

  1. ファイルを複製する
    • 企画書_作業用.docx(コメント残す)
    • 企画書_提出用.docx(コメント消す)
  2. 提出用だけコメントを一括削除(パターンA)
  3. 提出用をPDF化して、開き直して確認(次の章)

見落とし防止:コメントが“見えてないだけ”を潰す(表示の整え方)

コメントと変更履歴が混ざると、人は見落とします。

型(最後の確認だけはこれ)

  1. 「校閲」タブ付近で、コメントが表示される状態にする
    • ※名称は環境で違ってもOK。「コメント表示」「マークアップ」周辺です
  2. 右側(または本文中)のコメントを上から最後まで確認
  3. ゼロならOK、残っていたら削除(A/Bへ)

提出直前チェック(ここが事故を止める)

コメントは「削除したつもり」より、出力で出ないことが大事です。

チェック1:印刷プレビューでコメントが出ないか

  • [ファイル]→[印刷]でプレビューを見る
  • コメントや吹き出しが出る場合は、どこかで マークアップを印刷 がONになっている可能性があります
    (会社PCだと設定が残っていることがあります)

チェック2:PDFを作ったら必ず“開き直す”

  • PDFを作成 → 開いて確認
  • もしコメントや吹き出しが見えるなら、提出用ファイルにまだ残っています

✅コツ:全部見なくてOK

  • 1ページ目/真ん中/最後だけ確認すれば、事故はかなり止まります。

今日の1アクション

コメントを消すなら、1個ずつ頑張らない。
一括削除 → コメント表示ONで残りゼロ確認 → 印刷プレビュー → PDF開き直し
この順番がいちばん安全です。


ミニクイズ

Q. コメントを「非表示」にしたら、提出しても相手には見えない?

ミニクイズの答え(詳しい解説)

A. いいえ、見える可能性があります。
非表示は“見え方の切り替え”で、コメント自体が消えたわけではありません。
提出で消すなら 削除が必要。迷ったら 一括削除が安全です。


今日のひとこと(いーかの成長ログ)

コメントって便利だけど、提出前に「残すか消すか」を決めないと爆発する。
型を持つと、静かに勝てる。


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