第7回(本体決定版):Word 目次に出ない/ズレる直し方(見出しスタイル/更新の型/作り直し)【Windows】

Word

こんにちは。いーかです。
Wordの目次って、作った直後はキレイなのに、あとから急にズレます。

  • 見出しを増やしたのに目次に出ない
  • ページ番号だけ合わない
  • 変な文章が目次に混ざる
  • 点線や字下げがぐちゃぐちゃ
  • クリックしても本文に飛ばない

でも大丈夫。目次は「入力」じゃなくて 自動生成です。
だから直す場所も、目次そのものじゃなく 材料(見出し)と更新が中心になります。


結論(1行)

目次が崩れたら、直す順番はこれ。
①見出しスタイルを整える → ②目次を更新 → ③ダメなら目次を作り直す
(この順番を守るだけで、ほとんど解決します)


まず最初に:このページのゴール

目次を“手作業で整える”のではなく、
見出し(材料)を正しくして、更新で反映できる状態に戻すこと。
これが一番安全で、二度と迷いません。


60秒診断(当てはまるところだけ見ればOK)

  1. 見出しが目次に出ない → Aへ
  2. ページ番号だけズレる → Bへ
  3. 見出しの文字や順番が反映されない → Cへ
  4. 目次に変な文章が混ざる → Dへ
  5. 点線・字下げ・インデントが崩れた → Eへ
  6. 目次クリックで本文に飛ばない → Fへ
  7. 見出し1〜3以外も出したい/出したくない → Gへ

30秒まとめ(最短の型)

  1. 目次に出したい行を選ぶ → [ホーム]→[スタイル]→ 見出し1/2/3 を当てる
  2. 目次をクリック → [参考資料]→[目次の更新]
  3. 使い分け:
    • ページ番号だけ更新(番号だけズレるとき)
    • 目次全体を更新(見出し文字や順番が変わったとき)
  4. ぐちゃぐちゃなら:いったん削除→作り直し(Eへ)

用語を一瞬で理解(ここだけ)

  • 見出しスタイル(見出し1/2/3):目次の材料
  • 目次の更新:材料(見出し)を読み直して反映する操作
  • ページ番号だけ更新/目次全体を更新:更新の範囲の違い
  • ユーザー設定の目次:点線(リーダー)や表示レベルなどを整える場所

A:見出しが目次に出ない(材料が“見出し”になってない)

いちばん多い原因です。

✅大事な注意(ここだけ覚えてOK)
太字にしただけ/文字を大きくしただけでは、目次の材料になりません。
材料になるのは **「見出し1/2/3」**です。

手順(確実)

  1. 目次に出したい行をクリック
  2. [ホーム]→[スタイル]で
    • 章タイトル → 見出し1
    • 小見出し → 見出し2
    • さらに細かい → 見出し3
  3. 目次へ戻って更新(Cの手順)

B:ページ番号だけズレる(まず“ページ番号だけ更新”)

見出し文字は合ってるのに、番号だけ違うときは、まず更新です。

手順

  1. 目次をクリック
  2. [参考資料]→[目次の更新]
  3. [ページ番号だけ更新] を選ぶ

それでも直らないとき(よく効く“安全な一手”)

  • 保存 → Wordを閉じる → 開き直す → 目次全体を更新
    これで直ることがあります(表示が古いままのケースの救済になります)。

それでもダメなら(ページ番号の設定が原因のことがある)

ページ番号は「セクション区切り」でリセットされることがあります。
その場合は、該当セクションで ページ番号を“前のセクションから継続” に直してから、目次を 全体更新します。
(ここはS1-05の領域なので、あとでリンクします)


C:見出しの文字・順番が反映されない(“目次全体を更新”)

見出しを増やした/名前を変えた/順番を入れ替えた。
この場合は 目次全体の更新です。

手順

  1. 目次をクリック
  2. [参考資料]→[目次の更新]
  3. [目次全体を更新]

D:目次に変な文章が混ざる(見出しスタイルの“誤爆”)

「なんでこれが見出し扱い?」は、だいたいその行に 見出しスタイルが当たってるだけです。

まず見分ける(1秒)

混ざってる文章の“本文側の行”をクリックして、
[ホーム]の「スタイル」で 光っているものを見ます。
もし 見出し1/2/3 になっていたら、それが誤爆です。

直し方

  1. その行を選ぶ
  2. [ホーム]→[スタイル]→ 標準(通常の文章)に戻す
  3. 目次を 全体更新(C)

E:点線・字下げがぐちゃぐちゃ(設定で整える/作り直す)

見た目(点線、インデント、ページ番号の位置)は、目次の設定で整えられます。

手順(設定で整える)

  1. [参考資料]→[目次]→ [ユーザー設定の目次]
  2. ここを確認(よく使うところだけ)
  • ✅ ページ番号を表示
  • ✅ ページ番号を右揃え
  • ✅ タブ リーダー(点線)
  • ✅ 表示するレベル数(見出し1〜何まで出すか)
  1. OK → 目次を 全体更新(C)

どうにも崩れてるとき(最短の正解)

細かく直すより早いです。

  • [参考資料]→[目次]→ [目次の削除]
  • もう一度、目次を挿入
  • 最後に 全体更新

F:目次クリックで本文に飛ばない(リンク設定の確認)

目次の項目は、設定によって「リンクになる/ならない」が変わることがあります。

手順(探す場所を固定)

  1. [参考資料]→[目次]→ [ユーザー設定の目次] を開く
  2. 画面内に「ハイパーリンク」に関係する項目があればONにする
    (例:「ハイパーリンクを使用する」など ※表記はWordの版で少し違います)
  3. 見当たらない/直らない場合は、目次を削除→挿入し直す(Eの作り直しが最短です)

G:見出し1〜3だけ出したい/もっと出したい(表示レベルを決める)

目次に出す範囲は「表示するレベル数」で決まります。

  • 章だけ出したい → レベル 1
  • 章+小見出しまで → レベル 2
  • ふだんの運用 → レベル 3(おすすめ)
  • 見出し4以降も出したい → レベルを増やす(ただし増やしすぎると目次が長くなります)

絶対にやってはいけない(事故防止の箱)

  • ❌ 目次の文字を“手で直し続ける”(更新した瞬間に戻ります)
  • ❌ 見出しを「全角スペース」や「タブ」で無理やり揃える(あとで崩れやすい)
  • ❌ 見出しっぽく見せるために太字・サイズだけで済ませる(目次に出ません)

目次は 材料(見出し)→更新が正解です。


今日の1アクション

目次を触る前に、本文の見出しを1行だけクリック。
その行に 見出し1/2/3 が当たっているかを見る。
これだけで、トラブルの半分は終わります。


ミニクイズ

Q. 目次を手で直して、キレイになったからそのまま提出してOK?

答え(やさしく解説)

A. 基本はNGです。
目次は自動生成なので、更新した瞬間に戻ったり、環境でズレたりします。
直すのは 本文の見出し、目次は 更新で反映。これが安全です。


今日のひとこと(いーかの成長ログ)

目次は「目次を直す」んじゃなくて、材料(見出し)を直すだった。
ルールが分かると、静かに片づく。


次に読む(おすすめ)

  • S1-05(第5回):ページ番号が途中から1になる/消える(セクション/前と同じ) →(URL)
  • S2-09(第9回):目次が更新されない/ページ番号だけズレる「更新の型」 →(URL)
  • S1-12(第12回):Word→PDFで崩れない(提出の型) →(URL)

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