こんにちは。いーかです。
Wordの目次って、作った直後はキレイなのに、あとから急にズレます。
- 見出しを増やしたのに目次に出ない
- ページ番号だけ合わない
- 変な文章が目次に混ざる
- 点線や字下げがぐちゃぐちゃ
- クリックしても本文に飛ばない
でも大丈夫。目次は「入力」じゃなくて 自動生成です。
だから直す場所も、目次そのものじゃなく 材料(見出し)と更新が中心になります。
結論(1行)
目次が崩れたら、直す順番はこれ。
①見出しスタイルを整える → ②目次を更新 → ③ダメなら目次を作り直す。
(この順番を守るだけで、ほとんど解決します)
まず最初に:このページのゴール
目次を“手作業で整える”のではなく、
見出し(材料)を正しくして、更新で反映できる状態に戻すこと。
これが一番安全で、二度と迷いません。
60秒診断(当てはまるところだけ見ればOK)
- 見出しが目次に出ない → Aへ
- ページ番号だけズレる → Bへ
- 見出しの文字や順番が反映されない → Cへ
- 目次に変な文章が混ざる → Dへ
- 点線・字下げ・インデントが崩れた → Eへ
- 目次クリックで本文に飛ばない → Fへ
- 見出し1〜3以外も出したい/出したくない → Gへ
30秒まとめ(最短の型)
- 目次に出したい行を選ぶ → [ホーム]→[スタイル]→ 見出し1/2/3 を当てる
- 目次をクリック → [参考資料]→[目次の更新]
- 使い分け:
- ページ番号だけ更新(番号だけズレるとき)
- 目次全体を更新(見出し文字や順番が変わったとき)
- ぐちゃぐちゃなら:いったん削除→作り直し(Eへ)
用語を一瞬で理解(ここだけ)
- 見出しスタイル(見出し1/2/3):目次の材料
- 目次の更新:材料(見出し)を読み直して反映する操作
- ページ番号だけ更新/目次全体を更新:更新の範囲の違い
- ユーザー設定の目次:点線(リーダー)や表示レベルなどを整える場所
A:見出しが目次に出ない(材料が“見出し”になってない)
いちばん多い原因です。
✅大事な注意(ここだけ覚えてOK)
太字にしただけ/文字を大きくしただけでは、目次の材料になりません。
材料になるのは **「見出し1/2/3」**です。
手順(確実)
- 目次に出したい行をクリック
- [ホーム]→[スタイル]で
- 章タイトル → 見出し1
- 小見出し → 見出し2
- さらに細かい → 見出し3
- 目次へ戻って更新(Cの手順)
B:ページ番号だけズレる(まず“ページ番号だけ更新”)
見出し文字は合ってるのに、番号だけ違うときは、まず更新です。
手順
- 目次をクリック
- [参考資料]→[目次の更新]
- [ページ番号だけ更新] を選ぶ
それでも直らないとき(よく効く“安全な一手”)
- 保存 → Wordを閉じる → 開き直す → 目次全体を更新
これで直ることがあります(表示が古いままのケースの救済になります)。
それでもダメなら(ページ番号の設定が原因のことがある)
ページ番号は「セクション区切り」でリセットされることがあります。
その場合は、該当セクションで ページ番号を“前のセクションから継続” に直してから、目次を 全体更新します。
(ここはS1-05の領域なので、あとでリンクします)
C:見出しの文字・順番が反映されない(“目次全体を更新”)
見出しを増やした/名前を変えた/順番を入れ替えた。
この場合は 目次全体の更新です。
手順
- 目次をクリック
- [参考資料]→[目次の更新]
- [目次全体を更新]
D:目次に変な文章が混ざる(見出しスタイルの“誤爆”)
「なんでこれが見出し扱い?」は、だいたいその行に 見出しスタイルが当たってるだけです。
まず見分ける(1秒)
混ざってる文章の“本文側の行”をクリックして、
[ホーム]の「スタイル」で 光っているものを見ます。
もし 見出し1/2/3 になっていたら、それが誤爆です。
直し方
- その行を選ぶ
- [ホーム]→[スタイル]→ 標準(通常の文章)に戻す
- 目次を 全体更新(C)
E:点線・字下げがぐちゃぐちゃ(設定で整える/作り直す)
見た目(点線、インデント、ページ番号の位置)は、目次の設定で整えられます。
手順(設定で整える)
- [参考資料]→[目次]→ [ユーザー設定の目次]
- ここを確認(よく使うところだけ)
- ✅ ページ番号を表示
- ✅ ページ番号を右揃え
- ✅ タブ リーダー(点線)
- ✅ 表示するレベル数(見出し1〜何まで出すか)
- OK → 目次を 全体更新(C)
どうにも崩れてるとき(最短の正解)
細かく直すより早いです。
- [参考資料]→[目次]→ [目次の削除]
- もう一度、目次を挿入
- 最後に 全体更新
F:目次クリックで本文に飛ばない(リンク設定の確認)
目次の項目は、設定によって「リンクになる/ならない」が変わることがあります。
手順(探す場所を固定)
- [参考資料]→[目次]→ [ユーザー設定の目次] を開く
- 画面内に「ハイパーリンク」に関係する項目があればONにする
(例:「ハイパーリンクを使用する」など ※表記はWordの版で少し違います) - 見当たらない/直らない場合は、目次を削除→挿入し直す(Eの作り直しが最短です)
G:見出し1〜3だけ出したい/もっと出したい(表示レベルを決める)
目次に出す範囲は「表示するレベル数」で決まります。
- 章だけ出したい → レベル 1
- 章+小見出しまで → レベル 2
- ふだんの運用 → レベル 3(おすすめ)
- 見出し4以降も出したい → レベルを増やす(ただし増やしすぎると目次が長くなります)
絶対にやってはいけない(事故防止の箱)
- ❌ 目次の文字を“手で直し続ける”(更新した瞬間に戻ります)
- ❌ 見出しを「全角スペース」や「タブ」で無理やり揃える(あとで崩れやすい)
- ❌ 見出しっぽく見せるために太字・サイズだけで済ませる(目次に出ません)
目次は 材料(見出し)→更新が正解です。
今日の1アクション
目次を触る前に、本文の見出しを1行だけクリック。
その行に 見出し1/2/3 が当たっているかを見る。
これだけで、トラブルの半分は終わります。
ミニクイズ
Q. 目次を手で直して、キレイになったからそのまま提出してOK?
答え(やさしく解説)
A. 基本はNGです。
目次は自動生成なので、更新した瞬間に戻ったり、環境でズレたりします。
直すのは 本文の見出し、目次は 更新で反映。これが安全です。
今日のひとこと(いーかの成長ログ)
目次は「目次を直す」んじゃなくて、材料(見出し)を直すだった。
ルールが分かると、静かに片づく。
次に読む(おすすめ)
- S1-05(第5回):ページ番号が途中から1になる/消える(セクション/前と同じ) →(URL)
- S2-09(第9回):目次が更新されない/ページ番号だけズレる「更新の型」 →(URL)
- S1-12(第12回):Word→PDFで崩れない(提出の型) →(URL)
まとめに戻る
- Word 現場トラブル診断(シーズン1〜3まとめ) →(https://terakoya-iika.com/pc/2025/12/28/124/)


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